第4号

 

 201612月現在、ウィステリアのバージョンは5.0です。このウィステリアを使用するためのFileMakerProは現在最新バージョンの15ですが、対応の範囲は1215までとなります。加えてこれにMacWindowsOS対応バージョンもかかわって、さらには、ネットワークで混在させる時の注意点もあって、ウィステリアを正常に動作させるために、過去に例を見ないほど条件が複雑です。今回はその整理をしてみたいと思います。

 

 

 

1.FileMakerProWindows OSとの対応

 

 

Windows
XP

Windows
Vista

Windows
7

Windows
8

Windows
8.1

Windows
10

FileMakerPro15

 

 

●※4

●※4

FileMakerPro14

 

 

●※3

●※4

FileMakerPro13

 

 

 

FileMakerPro12

●※1

●※2

 

  ※1 SP3適用版   ※2 SP2適用版   ※3 SP1適用版  ※4 Home版についての対応記載なし

 

 

 

2.FileMakerProMac OSの対応

 

 

OS 10.6
Snow Leopard

OS 10.7
Lion

OS 10.8
Mountain Lion

OS 10.9
Mavericks

OS 10.10
Yosemite

OS 10.11
El Capitan

OS 10.12
Sierra

FileMakerPro15

 

 

 

 

FileMakerPro14

 

 

 

 

FileMakerPro13

 

 

 

FileMakerPro12

 

 

 

 

 

 

3.ネットワークで使っている場合のFileMakerProのバージョン混在のルール

 

 

クライアント機
15

クライアント機
14

クライアント機
13

クライアント機
12

サーバー機が15

混在不可

サーバー機が14

サーバー機が13

サーバー機が12

混在不可

 

 

 

 ハードもソフトもこれから新規導入、しかもウィステリア単独での使用であれば、単純にPCFileMakerProも最新版を購入すればいいのですが、例えば、現状すでにウィステリアが稼動していて、クライアント機を追加したい時は特に3の「混在のルール」に注意する必要があります。また、ウィステリアをデジタルレントゲンやレセコンのPCに同居させたい場合などは、それらのソフトとOSの相性も考慮する必要があるため、単純にFileMakerProPCを最新バージョンで購入できない場合もあります。それにFileMaker社は最新バージョンがリリースされると、早々に前のバージョンの販売を公式には停止しますので、旧バージョン調達の必要がある場合に、なかなか困難だったりします。

 

 今後、ウィステリアの新規導入、リニューアル、クライアント追加、をご検討中の皆様、上記の1、2、3、と、場合によっては同居するソフトとの相性も考慮して、今ある資産をできるだけ活用して、最小限の投資ですむようご参考になさってください。状況によってはかなりややこしい事になります。ご購入の際にはくれぐれもご注意ください。

 

 

 

※ 対応の一覧表については、FileMaker社ホームページ内の情報を元に作成していますが、詳細な点は改めてそちらをご確認いただくか、FileMaker社に直接ご確認をお願いします。